遺伝子組換え作物の栽培を規制する条例制定についての要請書

要 旨

   北海道のクリ−ン農産物の安全・安心を確保するため、北海道内においては遺伝子組換え作物を一般ほ場で栽培させない旨を盛り込んだ条例を早期に制定するよう要請します。

理 由

   北海道の農産物は、これまで冷涼な気象条件や豊かな水資源など恵まれた自然環境の元で、低農薬によるクリ−ンなイメ−ジが定着し、全国の消費者からも「安全・安心」な北海道ブランドとして、大きな信頼を得ております。
    しかし、近年、遺伝子組換え作物がアメリカやカナダなどから大量に輸入され、食品に加工されておりますが、多くの消費者はその安全性に対する不安感を抱いております。また、アメリカやカナダなどでは、遺伝子組換え作物の花粉や種子の飛散により、周辺の非遺伝子組換え作物に混入する例が多数報告されており、自然環境等への影響が懸念されております。
  こうしたなかで、道内において、昨年、今年と遺伝子組換え大豆やイネの試験栽培が、消費者や地域住民が不安視する中、一般ほ場で実施されました。
  今後も一般ほ場で、遺伝子組換え作物が栽培されると、交雑や自然環境への影響等と併せ、全国の消費者から得てきた北海道の農産物に対する高い信頼を損なうことにもなりかねず、クリ−ン農業を目指す北海道農業の将来にも重大な影響を及ぼすことが懸念されます。
  北海道は遺伝子組換え作物の栽培規制を盛り込んだ「食の条例」を策定する方向と伝えられていますが、交雑や環境汚染等を防止し、消費者重視の姿勢を明確にするために、遺伝子組換え作物の一般ほ場での栽培を規制する条文を明記するよう要請します。

   平 成 1 5 年 1 2 月 8 日

北 海 道 知 事    高 橋  は る み   様

                                  札幌市中央区北3条西7丁目 道庁別館西棟
                                    社団法人 北海道消費者協会
                                       会 長     辻  冨 美 子

遺伝子組換え作物の栽培を規制する条例制定についての要請書


要 旨

   北海道のクリ−ン農産物の安全・安心を確保するため、北海道内においては遺伝子組換え作物を一般ほ場で栽培させない旨を盛り込んだ条例を早期に制定するよう要請します。
 

理 由

   北海道の農産物は、これまで冷涼な気象条件や豊かな水資源など恵まれた自然環境の元で、低農薬によるクリ−ンなイメ−ジが定着し、全国の消費者からも「安全・安心」な北海道ブランドとして、大きな信頼を得ております。
    しかし、近年、遺伝子組換え作物がアメリカやカナダなどから大量に輸入され、食品に加工されておりますが、多くの消費者はその安全性に対する不安感を抱いております。また、アメリカやカナダなどでは、遺伝子組換え作物の花粉や種子の飛散により、周辺の非遺伝子組換え作物に混入する例が多数報告されており、自然環境等への影響が懸念されております。
  こうしたなかで、道内において、昨年、今年と遺伝子組換え大豆やイネの試験栽培が、消費者や地域住民が不安視する中、一般ほ場で実施されました。
  今後も一般ほ場で、遺伝子組換え作物が栽培されると、交雑や自然環境への影響等と併せ、全国の消費者から得てきた北海道の農産物に対する高い信頼を損なうことにもなりかねず、クリ−ン農業を目指す北海道農業の将来にも重大な影響を及ぼすことが懸念されます。
  北海道は遺伝子組換え作物の栽培規制を盛り込んだ「食の条例」を策定する方向と伝えられていますが、交雑や環境汚染等を防止し、消費者重視の姿勢を明確にするために、遺伝子組換え作物の一般ほ場での栽培を規制する条文を明記するよう要請します。
  なお、北海道知事へも要請していることを申し添えます。

   平 成 1 5 年 1 2 月 8 日

北 海 道 議 会 議 長      神 戸     典 臣   様

                                  札幌市中央区北3条西7丁目 道庁別館西棟
                                    社団法人 北海道消費者協会
                                       会 長     辻  冨 美 子