(社)北海道消費者協会では、 平成16年1月27日付けで、次のような「遺伝子組換え作物栽培に関する要請書」を、北海道知事及び北海道議会議長あてに提出いたしました。 |
遺伝子組換え作物の栽培に関する要請書 |
要 旨 |
現在、北海道が検討を進めている「食に関する条例(仮称)」及び「遺伝子組換え作物の栽培に関するガイドライン」には、北海道の農産物の安全・安心・信頼を確保し、交雑などによる環境汚染を防止するため、開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培を「行わない」、「行わせない」ことを、条例及びガイドラインの条文で明確に規定するよう強く要請します。 |
理 由 |
北海道の農産物は、クリ−ンなイメ−ジが定着し、全国の消費者から「安全・安心」な北海道ブランドとして、大きな信頼を得ております。 しかし、道内において、一昨年から遺伝子組換え大豆やイネの試験栽培が消費者や地域住民が不安視するなか、開放系ほ場で実施されました。 今後も開放系ほ場で、遺伝子組換え作物が栽培されることになれば、北海道の農産物に対する信頼を損なうことにもなりかねず、北海道農業の将来にも重大が影響を及ぼすことが懸念されるとともに交雑や自然環境への深刻な影響が憂慮されます。 北海道は、条例で遺伝子組換え作物の栽培を規制する方針を表明し、条例制定までの間、ガイドラインにより規制すると伝えられていますが、「条例」及び「ガイドライン」には、消費者重視の姿勢をより明確にし、交雑や環境汚染を防止するため、開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培が行われないよう条文で規制することを強く要請します。 |
平 成 1 6 年 1 月 27 日 |
北 海 道 知 事 高 橋 は る み 様 |
札幌市中央区北3条西7丁目 道庁別館西棟 社団法人 北海道消費者協会 会 長 辻 冨 美 子 |
遺伝子組換え作物の栽培に関する要請書 |
要 旨 |
現在、北海道が検討を進めている「食に関する条例(仮称)」及び「遺伝子組換え作物の栽培に関するガイドライン」には、北海道の農産物の安全・安心・信頼を確保し、交雑などによる環境汚染を防止するため、開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培を「行わない」、「行わせない」ことを、条例及びガイドラインの条文で明確に規定するよう強く要請します。 |
理 由 |
北海道の農産物は、クリ−ンなイメ−ジが定着し、全国の消費者から「安全・安心」な北海道ブランドとして、大きな信頼を得ております。 しかし、道内において、一昨年から遺伝子組換え大豆やイネの試験栽培が消費者や地域住民が不安視するなか、開放系ほ場で実施されました。 今後も開放系ほ場で、遺伝子組換え作物が栽培されることになれば、北海道の農産物に対する信頼を損なうことにもなりかねず、北海道農業の将来にも重大が影響を及ぼすことが懸念されるとともに交雑や自然環境への深刻な影響が憂慮されます。 北海道は、条例で遺伝子組換え作物の栽培を規制する方針を表明し、条例制定までの間、ガイドラインにより規制すると伝えられていますが、「条例」及び「ガイドライン」には、消費者重視の姿勢をより明確にし、交雑や環境汚染を防止するため、開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培が行われないよう条文で規制することを強く要請します。 なお、北海道知事へも要請していることを申し添えます。 |
平 成 1 6年 1 月 27 日 |
北 海 道 議 会 議 長 神 戸 典 臣 様 |
札幌市中央区北3条西7丁目 道庁別館西棟 社団法人 北海道消費者協会 会 長 辻 冨 美 子 |
77の各地域消費者協会からも、地元市町村長あてに、それ以外の135市町村へは、道消費者協会から、同様の趣旨で次のような要望書を提出いたしました。 |
遺伝子組換え作物の栽培に関する要請書 |
遺伝子組換え作物の試験栽培は、一昨年より道内の一般ほ場で実施され、多くの消費者はその安全性や自然環境等への影響に不安感を抱いております。 北海道では条例で遺伝子組換え作物の栽培を規制する方針を表明し、条例制定までの対応としてガイドラインで規制することを検討しておりますが、条例及びガイドラインには開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培が行われないよう条文に明記することが北海道の農産物の安全・安心・信頼を確保するために重要です。 つきましては、開放系ほ場での遺伝子組換え作物の栽培が行われないよう「ガイドライン」や「条例」に盛り込むことを貴職から北海道知事並びに北海道議会議長に対し要請されますよう、特段のご配慮をいただきたくお願いいたします。 |
平 成 1 6年 1 月 27 日 |