平成17年 4月13日 |
食 品 安 全 委 員 会
委員長 寺 田 雅 昭 様 |
社団法人 北海道消費者協会
会 長 辻 冨美子 |
BSE(牛海綿状脳症)の全頭検査の見直しに関する意見 |
平成13年9月にわが国で初めてBSEの発生が確認され、国は、国民の安全・安心を確保するため、同年10月から全頭検査を実施してきました。
この度、食品安全委員会はプリオン専門調査会がまとめた「生後20か月以下の牛を全頭検査の対象から除外する」との全頭検査緩和案を了承したとの報道がされました。
BSEの感染経路、原因が未だ究明されておらず、現在もBSE感染牛が発見されているなかで、全頭検査を緩和することは、消費者の意向を無視するものであり、食に対する信頼を著しく損なうものです。
食品安全委員会は、少なくとも日本でBSEが発生した原因が明らかとなり、予防措置が確立されるまでは全頭検査を継続するよう国に対し提言すべきです。
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