(社)北海道消費者協会は、平成19年8月17日付けで、石屋製菓株式会社による表示の改ざん等の不祥事に対する申し入れを下記のようにいたしました。
平成19年 8月17日

石屋製菓株式会社

  代表取締役社長 石 水  勲 様

                   社団法人 北海道消費者協会

                     会 長 辻  冨 美 子

表示の改ざん等の不祥事に対する申し入れ

一.
貴社が製造・販売する菓子「白い恋人」の賞味期限を、長年に  わたり恒常的に改ざんしていた事実が明らかになった。賞味期  限をはじめとする製品表示は、事業者が消費者に対し「安全・  安心」を保証するものであり、消費者には商品選択の重要な判  断情報の一つである。この重要な表示を改ざんし消費者を欺い  ていた行為は、極めて悪質であり、到底容認できない反社会的  な行為である。

一.
「白い恋人」は北海道を代表する菓子ブランドとして、全国に  知られた存在だった。石屋製菓の今回の行為は、北海道全体の  イメージを著しく傷つけ、消費者の信頼を決定的に失うもので  あり、極めて憂慮すべき事態である。猛省を求める。

一.
また、報道によれば、貴社が製造販売した製品から基準値を超  える大腸菌や黄色ブドウ球菌が検出され、製品を自主回収して  廃棄していたにもかかわらず、公表されなかったことは、食品  を製造する企業として衛生管理に対する姿勢が極めて低いとい  わざるを得ない。速やかに原因を調査し、結果を公表するよう  強く求める。