平成17年11月11日
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厚 生 労 働 大 臣
川 崎 二 郎 様
農 林 水 産 大 臣
中 川 昭 一 様
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北海道消費者運動代表者会議
代表 社団法人 北海道消費者協会
会 長 辻 冨美子
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「アメリカ・カナダ産牛肉輸入再開に反対する」申入れ
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政府は、食品安全委員会・プリオン専門調査会から「20ヵ月齢以下で、特定危険部位を完全に除去する前提条件が守られるなら、BSE汚染に対する危険性を国産牛肉と比べた場合、リスクの差は非常に小さい」との報告を受け、年内にも牛肉の輸入を再開する見通しである、との報道がありました。
消費者は、アメリカ・カナダ産牛肉輸入再開の前提条件となる20ヵ月齢以下の判定の仕組み、特定危険部位の除去の実効性の確認が不十分であること、また、肉骨粉飼料による交差汚染が危惧されること、対象牛のBSEの検査が行われないなど、安全対策に不安を抱いています。
輸入再開は、安全性に対して不安を持つ消費者の意向を無視するものであり、到底認められません。
当協会の北海道消費者運動代表者会議において、「アメリカ・カナダ産牛肉輸入再開に反対する」ことが、満場一致で決議されました。
つきましては、安全対策が確実に実行されるまで、輸入再開を行わないよう全道78地域消費者協会(会員1万8千人)を代表して強く申し入れます。
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