平成17年8月22日 |
内閣総理大臣 小 泉 純 一 郎 様
経済産業大臣 中 川 昭 一 様
資源エネルギー庁長官 小平 信因 様
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社団法人 北海道消費者協会
会 長 辻 冨美子 |
石油製品の価格安定に関する要請書 |
中東産油国の政情不安や中国、アメリカの需要拡大と供給の逼迫を見越した投機家による原油先物市場への集中などを背景に原油価格が急騰を続けています。
原油価格の急騰に伴いガソリン・灯油など、石油製品の価格が値上がりを続けており、特に灯油の値上がりは、需要期を控え深刻な問題となっております。
寒冷地域では、冬期間の暖房は不可欠であり、灯油はそのエネルギーとして欠くことの出来ない生活必需品です。
灯油価格の値上がりは、低所得世帯や高齢者世帯ほど負担が大きく、暮らしを直撃するため、消費者の間に不安が広がっております。
石油製品が大幅に値上がりしている中、元売り各社の営業利益は非常に伸びているとの報道があり、消費者は疑問や不信感を抱いております。
つきましては、下記の事項について早急に対策を講じるよう要請します。
記
1.石油製品を含めた関連物質の便乗値上げがおこらないよう監視体制を充実させること
2.安心できる在庫量の確保と安定供給に万全の体制で臨み、需要期に不測の事態が発生した場合、迅速に対応できるよう国家備蓄の増強を図ること
3.石油製品の価格安定対策を早急に図るとともに、元売り各社に適正な価格で安定的に供給するよう指導すること
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